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メタンハイドレートとは、ハイドレート(水和物)に囲まれたメタン(燃えるガス)によって構成される物質のことで、物質から採取される天然ガスは次世代エネルギー資源として期待されている。2013年3月、日本政府は愛知・三重両県沖海底のメタンハイドレートからガス産出に成功した。生産手法は世界的に未だ確立されておらず、石油・天然ガスに比べて掘削コストやCO2排出量が少ないメリットもあることから、大量の埋蔵量を誇る日本海周辺での研究開発に注目が集まっている。また、ハイドレート自身の体積の中に160〜170倍のメタンを取り込める特性を活かし、輸送の研究も行われている。株式市場では新たな国産エネルギーとして材料視されているが、商業化にはかなりの年月がかかる見通し。
「メタンハイドレート、契機に エネ関連株にぎわう」 (2013/3/15:日本経済新聞)
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