通貨バスケット制とは、1つのかご(バスケット)に複数の国際通貨を盛り込み、それらを加重平均し自国通貨を連動させることで、実効為替レートを決定する仕組みのこと。輸出入が相手側の通貨の変動幅に大きく影響を受けないメリットがある。バスケット内の通貨構成や比重は非公表とされるが、一般的には相手国との貿易比率に応じてウェイト付けされることが多い。中国人民元のレートも通貨バスケットを参考に決められているが、どの国の通貨がどの割合でバスケットに入っているかは明らかにされていない。
「『脱ドル』決済網、中ロ拡大」 (2022/8/17:日本経済新聞)
「人民元安なぜ 相場運営 なお不透明」 (2012/6/17:日本経済新聞)
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